すべての美しいブタ

映画を中心に趣味と日々の記録を

【日記】最近の様子(2021年9月中盤)

飛石連休という状態。藤井ペイジYouTubeでちょこちょこ見るようになった。

2021年9月15日

『眠れぬ夜はケーキを焼いて』を読む。レシピ本大賞を獲っているらしい。全体に夜の雰囲気があって心地よい。洗い物のタイミングにこだわりがありそう。

『セブンルール』藤原麻里奈回を観る。この人は昔から大好き。魅力が伝わる編集で良かった。

『アルコアンドピース DCガレージ』キングオブコント準決敗退に言及(先週は木本回のため触れられていなかった)チャンサカが緊張しまくってた話など、やっとエピソードになったのかな、という感じ。年末のネタ番組でコントを見せて欲しい(検索ちゃん。希望)。平子、唐突に中免取得を報告。発表も平子ってる。また主席卒業か。

『あちこちオードリー』矢部浩之ゲスト回。お笑いファン待望の登場。オードリー、99のリスナーであれば知っている話が主だが、若手時代を「可愛がり」「くらった」と語るあたりは緊張感が走る。時代が変わり、昔の話であっても当人を吹っ飛ばす火薬量に相当する可能性もある。

 

2021年9月16日

『アルコアンドピース DCガレージ アフタートーク』猿岩石の棒を振り回すだけのコントとはいかに。。

『お耳に合いましたら』ドトール回。美保純、崩れ方が良い。

このドラマはずっと多幸感に溢れ、エンディングで必ず笑顔になってしまう。登場人物全員が善人。これで良い。

水曜日のダウンタウン』 東京03角田がスタジオゲスト。コメントで笑いを残していく。完全にバラエティ界での格上げされている。

やはり出色は野田クリスタルの泣き上戸芸だろう。あの制御不能感は演技では無理。

道端で酔っ払いを見る機会も減った昨今、懐かしさを感じながら腹を抱えて笑った。

アメトーーク 漫画好き芸人』ケンコバ、漫画に登場しすぎ問題。キャラクター力が強いので、漫画馴染みが良い。

 

2021年9月18日

新日本プロレス』G1グランプリが開幕。開幕戦で高橋裕次郎が飯伏幸太から金星を奪う波乱の幕開け。一気に面白くなる。そして喜ぶピーターさんが激かわ。あと、あの布の小ささはすごい。

『将棋 Abemaトーナメント』ついに決勝戦。強すぎる藤井チーム。伊藤、藤井の最年少ペアに優しくてコミュ力の高い高見の座組が素晴らしい。将来的に藤井対伊藤のタイトル戦で解説高見の画が見られるんだろうな、というエモい気持ち。

個人的には今回をきっかけに藤井、伊藤が一緒に旅行に行ったりする間柄になってくれると嬉しい。

 

2021年9月19日

新日本プロレス』G1グランプリ2日目は、会場で生観戦。やはり会場は良い。歓声を出せない中、YOSHI-HASHI対EVIL戦、オカダ対棚橋戦は会場の熱を感じることが出来た。以前は割とけしからん輩もいたが、観測範囲ではマナーも良かった。

オカダ復活の狼煙が上がった。試合は大満足なのだけど、レインメーカーを封印してた理由も復活した理由もオカダからの発信がないので、勝手に復活してしまった感も少しあり・・。レインメーカーを出したくても出せないギミックなどあれば良かったんだけど。。

 

2021年9月20日

踊ろうマチルダ』を知る。素晴らしい声。竹原ピストル田島貴男チバユウスケをミックスさせたような、惹きつける声。ぜひライブで聴きたくなった。

探偵物語』映画(1983年)。初めて観る。薬師丸ひろ子が若さをこれでもかと見せつけてくる。

『爆笑&霜降り シンパイ賞』最終回を録画で。バラエティ好きからは大分愛されていた感じはあったが、あっさりと終了してしまった。

迷走気味のコーナーもあったが、踏ん張って息の長い番組にして欲しかった。座組的にフレッシュ感が損なわれると難しいのかも知れないが・・。

深夜帯や特番で復活して欲しい。

 

【日記】最近の様子(2021年9月前半)

作ったは良いものの、更新していないブログ。映画に限らずコンテンツ消費の記録として残しておく。 ライフログってあんまり聞かなくなった。

2021年9月1日

8月末に買った漫画を読む。 『九条の大罪』3巻、『望郷太郎』5巻、『ハコヅメ』18巻、『ルックバック』(読み切りの単行本版)。
『九条の大罪』は最高に後味が悪く、『ハコヅメ』の恋愛展開もそれはそれで後味が悪い。
最近連発される兵庫県警のエロスキャンダルを思うと生々しい。
『ルックバック』はジャンプ+で読んだけど、無料なのが申し訳ない作品なので単行本で改めて購入。
土砂降りの田んぼの中でスキップする様子が最高に愛おしい。

2021年9月2日

この日も漫画を読む。
『推しの子』1巻、『ハスリンボーイ』1巻、『アンパンメンー明治起業家譚ー』1巻。
『推しの子』、話題になっているので読んではみたが、果たして・・続巻は未購入。
『ハスリンボーイ』は草下シンヤ原作なので、読んでみる。絵はハロルド作石タッチ。

やる水を聴く。大家志津香ゲストで安定のファミリー感のある雑談。
何週聴いても全く前に進まずに同じ話をしているのだが、それが良い。
同じ話を同じテンションで語る、という特技を持つアンガールズ田中の真骨頂。

2021年9月4日

久しぶりにパークスシネマで映画を観た。
コロナ前は完全にホームグラウンドとして年間40回は通ったが・・・
『ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結』を観る。
映画なので感想は別記事にしたい(多分しない)

びっくりドンキーで麻婆ハンバーグを食べる。
麻婆が本格的で #麻婆豆腐の精 として活動している身としては大満足。

2021年9月5日

新日本プロレス メットライフドーム大会を観る。(4日も観た)
結局ロスインゴで締めるのが締まる。ロビーイーグルス防衛は良かった。
しかし、アメリカの様子と比較してしまうと日本のプロレスは厳しい。
プロレスの大きな魅力が歓声が作り出す熱狂と非日常であるということがよく分かった。

2021年9月8日

月曜、水曜と深夜に作業。深夜であればあるほど頭が冴え仕事が進む。翌日の体調は最悪だが。
『ハスリンボーイ』2~4巻読む。 まさかの完結。急ブレーキで終わっていった。
空気階段の踊り場』。キングオブコント決勝進出の報告。
2年前のような熱狂はなく、優勝への照準を絞っている雰囲気が漂う。
『アッパレやってまーす!水曜日』。代打は行天優莉奈。優しいおじさんムード満載。

2021年9月11日

『シャン・チー』を観る。
グリーンデスティニーかと思ったら香港映画になり、新感染半島を経過した後、ブラックパンサーになった。
最後はロードオブザリングまで発展する中華満漢全席映画。
『ハンチョウ』12巻。安定の面白さ。コロナは無視する方向に展開したっぽい。
富澤商店で買った粉でスコーンを焼く。チョコチップだけの予定が、余ってたラムレーズンを大量に。
そういえばラムレーズンを漬けたレーズンは食べれるが、ラムを飲むと酒税法違反になるとDPZで話題になっていた。
法律作った人も酔っぱらってたんかな、と思っていたらスコーンが焼けた。美味い。

2021年9月12日

『SUNDAY NIGHT DREAMER』。アルピー平子が悔しがっていたことが有吉から明かさせる。
D.Cガレージではキングオブコントについて触れられていないので、ここで補足される。
D.CガレージはD.Cガレージで、TKO木本の見事な大立ち回り。あの温度感のフレーズがポンポン出てくるところにリアルな人間性が透ける。
『デニスの怖いYouTube』14万人突破の生配信をアーカイブで。原田龍二がリアルタイムでコメントしてるのが面白い。

2021年9月13日

『角由紀子の明日滅亡するラジオ』。デニス行雄不在のまま進む。LINEが即レス具合で本当に暇なのが伝わる。
行雄を散々いじった後、隕石が6回落ちてきた男性という海外ニュースを紹介。
その男性の外見が行雄とそっくりという見事な回収。

2021年9月14日

空気階段の踊り場』。高校のイケてるカップルの、交際1周年を記念してクラス中からご祝儀が回収される話の気持ち悪さたるや。
実際に自分がそこにいたらどうしただろうと考えてしまう。払ってしまうのだろうか。
かまいたちの知らんけど』スーパーイズミヤ閉店回。上新庄は良いところ。引っ越し先の候補にはいつも挙がる。

アクアマン / Aquaman

作品データ

公式サイト

http://wwws.warnerbros.co.jp/aquaman/

あらすじ・概要

https://eiga.com/movie/83920/

DCコミックス原作のヒーローで、「ジャスティス・リーグ」にも参戦したアクアマンを主役に描くアクション大作。海底に広がる巨大な帝国アトランティスを築いた海底人たちの王女を母に持ち、人間の血も引くアクアマンは、アーサー・カリーという名の人間として地上で育てられた。やがて、アトランティスが人類を征服しようと地上に攻め入り、アクアマンは、アトランティスとの戦いに身を投じていく。人気テレビシリーズ「ゲーム・オブ・スローンズ」で知られるハワイ出身の俳優ジェイソン・モモアがタイトルロールのアクアマンを演じ、世界的大ヒットを記録した「ワイルド・スピード SKY MISSION」のジェームズ・ワン監督がメガホンをとった。共演にアンバー・ハードウィレム・デフォーニコール・キッドマンほか。

鑑賞データ

  • 2019/2/23
  • なんばパークスシネマ
  • 2D 日本語字幕
  • 意外と妙齢の女性が多い。おかしい。

評価

★3 以下、ネタバレしてます。

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女王陛下のお気に入り / The Favourite

作品データ

公式サイト

http://www.foxmovies-jp.com/Joouheika/

あらすじ・概要

https://eiga.com/movie/89555/
「ロブスター」「聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア」で注目を集めるギリシャの鬼才ヨルゴス・ランティモス監督が、18世紀イングランドの王室を舞台に、女王と彼女に仕える2人の女性の入り乱れる愛憎を描いた人間ドラマ。2018年・第75回ベネチア国際映画祭コンペティション部門で審査員グランプリを受賞し、女王アンを演じたオリビア・コールマンも女優賞を受賞。第91回アカデミー賞でも作品賞を含む9部門10ノミネートを受け、コールマンが主演女優賞を受賞している。18世紀初頭、フランスとの戦争下にあるイングランド。女王アンの幼なじみレディ・サラは、病身で気まぐれな女王を動かし絶大な権力を握っていた。そんな中、没落した貴族の娘でサラの従妹にあたるアビゲイルが宮廷に現れ、サラの働きかけもあり、アン女王の侍女として仕えることになる。サラはアビゲイル支配下に置くが、一方でアビゲイルは再び貴族の地位に返り咲く機会を狙っていた。戦争をめぐる政治的駆け引きが繰り広げられる中、女王のお気に入りになることでチャンスをつかもうとするアビゲイルだったが……。出演はコールマンのほか、「ラ・ラ・ランド」のエマ・ストーン、「ナイロビの蜂」のレイチェル・ワイズ、「マッドマックス 怒りのデス・ロード」のニコラス・ホルトほか。

鑑賞データ

  • 2019/2/23
  • TOHOシネマズなんば
  • 2D 日本語字幕

評価

★4.5

以下、ネタバレしてます。

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ジュマンジ ウェルカム・トゥ・ジャングル/ Jumanji Welcome to the Jungle

作品データ

公式サイト

http://www.jumanji.jp/

あらすじ・概要

http://eiga.com/movie/87667/
1995年製作の大ヒット作「ジュマンジ」の続編で、「ワイルド・スピード」シリーズのドウェイン・ジョンソンが主演を務めたアドベンチャーアクション。高校の地下室で居残りをさせられていた4人の生徒たちは、「ジュマンジ」というソフトが入った古いテレビゲーム機を発見する。早速そのゲームで遊ぼうとする4人だったが、キャラクターを選択した途端にゲームの中に吸い込まれ、各キャラクターのアバターとなって危険なジャングルの中に放り込まれてしまう。マッチョな冒険家やぽっちゃりオヤジなど本来の姿とかけ離れた姿に変身した彼らは、ゲームをクリアして現実世界に戻るため、それぞれ与えられたスキルを使って難攻不落のステージに挑む。共演に「スクール・オブ・ロック」のジャック・ブラック、「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」シリーズのカレン・ギラン。「バッド・ティーチャー」のジェイク・カスダンがメガホンをとった。

鑑賞データ

評価

★4

以下、ネタバレしてます。

あの『ジュマンジ』が帰ってきた

私、1986年生まれ(本田圭佑世代)なんですが、週末のロードショーといえば『ホームアローン』と『ジュマンジ』なんですよ。
動物大好き、ボードゲーム大好き少年だった私は、ロードショーの度に楽しみに観てました。
それが、23年ぶりの続編ってことで、、正直「えぇ・・・」ってなってたんですよ。
近年のリメイクブームにかなり食傷気味だったんで、まぁ、もう良いよね。って。

でも、ロック様主演だっていうし、ジャック・ブラック出るっていうんで、観に行きました。
すんごくニュートラルな心持ちで。なんの期待もなく。

一応、外部的な情報を入れておくと、監督はジェイク・カスダンという、あのローレンス・カスダンの息子が努めているようで・・。
息子の方はコメディ映画ばっかり撮ってきた感じなんですね。
今作がブロックバスター映画デビューっと。そして大ヒット。しかも桁外れの。すげー。

あ、これ『ブレックファストクラブ』だわ

これ、観たことある人なら皆さん気付くと思いますが、『ブレックファストクラブ』のリメイクですよね、むしろ。
現代版の『ブレックファストクラブ』として見れば、すんごく良く出来てる。
NerdとJock(Athelete)とpopsとBrainiacといった、クラス内の各属性のやつらが交流しながらお互いを理解していく、というブレックファストクラブのテーマを 見事に描けちゃっている、というのが本作なわけです。

コメディ映画としての上質さ

結構、ブラックというかナンセンスな笑いが意外と・・
ケーキ食って爆発するところとか、ロック様が決め顔しちゃうとこ、 そして完璧なヤリマン女子高生を演じちゃってるジャック・ブラックおじさん。
結構爆笑してしまいました(劇場では全然ウケてなかった。。なぜ・・。)
あ、あとあれだ。

オタクとヲタクのキスシーン。
あれは映画史に残るなぁ・・・演者、どっちもすげえよ。

ジュマンジ的な要素は逆に控えめ

っていうか、ゲーム(仮想世界)の中に飛ばされる、っていう設定のせいで、とんでもないことが起きても、どうでも良いっていうか・・・
現実世界のスーパーマーケットをサイの大群が走り回ってあら大変、っていうジュマンジの醍醐味がない。。
何回か死ねるし・・
まぁ、その死んでリスタートするシステムが上手いこと伏線になってたってのは、すんごく良かったねぇ・・・。

そーいや

1996年からジュマンジの世界に閉じ込められてる彼は、どうなんだろう・・。
タイムリープものとしては結構ユルユルな設定だったけど。
あと、1996年の口調のせいでゲネレーションギャップが・・というシーン。
あれ、日本語だと上手く通じてなかった感じしたっす。というか、全体的に冷めてたな、劇場。。
最後、ガンズのWelcome to the jungleが流れたとこも、俺だけだったな、笑ってたの。。

ペンタゴン・ペーパーズ 最高機密文書 / The Post

作品データ

公式サイト

http://pentagonpapers-movie.jp/

あらすじ・概要

http://eiga.com/movie/88119/
巨匠スティーブン・スピルバーグ監督のもとで、メリル・ストリープトム・ハンクスという2大オスカー俳優が初共演を果たした社会派ドラマ。ベトナム戦争が泥沼化し、アメリカ国民の間に疑問や反戦の気運が高まっていた1971年、政府がひた隠す真実を明らかにすべく奔走した人物たちの姿を描いた。リチャード・ニクソン大統領政権下の71年、ベトナム戦争を分析・記録した国防省の最高機密文書=通称「ペンタゴン・ペーパーズ」の存在をニューヨーク・タイムズがスクープし、政府の欺瞞が明らかにされる。ライバル紙でもあるワシントン・ポスト紙は、亡き夫に代わり発行人・社主に就任していた女性キャサリン・グラハムのもと、編集主幹のベン・ブラッドリーらが文書の入手に奔走。なんとか文書を手に入れることに成功するが、ニクソン政権は記事を書いたニューヨーク・タイムズの差し止めを要求。新たに記事を掲載すれば、ワシントン・ポストも同じ目にあうことが危惧された。記事の掲載を巡り会社の経営陣とブラッドリーら記者たちの意見は対立し、キャサリンは経営か報道の自由かの間で難しい判断を迫られる。第90回アカデミー賞で作品賞と主演女優賞にノミネートされた。

鑑賞データ

評価

★4

以下、ネタバレしてます。

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レッド・スパロー / Red Sparrow

作品データ

公式サイト

http://www.foxmovies-jp.com/redsparrow/

あらすじ・概要

http://eiga.com/movie/86305/
アカデミー賞女優のジェニファー・ローレンスが、「ハンガー・ゲーム」シリーズのフランシス・ローレンス監督と再タッグを組んだスパイサスペンス。元CIA局員という経歴を持つジェイソン・マシューズによる同名小説が原作で、捜査対象を美貌で誘惑する「スパロー」と呼ばれる女スパイの活躍を描く。事故でバレリーナになる道を絶たれたドミニカは、ロシア政府が極秘裏に組織した諜報機関の一員となり、自らの肉体を使った誘惑や心理操作などを駆使して情報を盗み出す女スパイ「スパロー」になるための訓練を受ける。やがて組織の中で頭角を現したドミニカは、ロシアの機密情報を探っていたCIA捜査官ナッシュに近づくというミッションを与えられる。接近したドミニカとナッシュは互いに惹かれあいながらも、それぞれのキャリアや忠誠心、国家の安全をかけてだまし合いを繰り広げていく。

鑑賞データ

  • 2018/4/1
  • なんばパークスシネマ
  • 2D 日本語字幕
  • 1日の割には空いてたかな。。なんかジジババが多かったんやけど、あんた方は普段から安いんちゃうの?

評価

★3.5

以下、ネタバレしてます。

アクション無し。硬派なスパイ映画

世界一良い女ことジェニファー・ローレンス(Jennifer Lawrence)が、色仕掛けを駆使するスパイを演じる、セクシーバイオレンススリラー。
そんなの観たいに決まっている。 陰鬱な雰囲気や予告編から、『アトミック・ブロンド』系の映画を想像していたが、実際はアクションシーンは皆無な本格的(そして地味)なスパイ映画
どちらかというと『裏切りのサーカス』だわ、これ。

今回の座組に決まるまでに、ルーニー・マーラ主演&フィンチャー監督(つまり『ドラゴン・タトゥーの女』の座組)という企画で進んでいた時期もあったみたいだけど、残念ながら流れてしまったようで・・・。
ドラゴン・タトゥーの女』個人的には好きな作品だったので、観たかったなー

エロス&バイオレンス

この映画の一番の見所はもちろんジェニファー・ローレンス演じるドミニカ(だっけ?本名全然覚えてない・・)の、セクシー過ぎるスパイっぷりでしょう。
スパイになる切っ掛けとなった、暗殺現場でのレイプに始まり、、スパイ養成所でのレイプ(未遂)、クラスメートの前での手コキシーン上映会、同じく全裸での挿入強要。
(ちゃんと乳首も映る(大事)。そういや数年前にこの人のヌードセルフィーが流出してたな。。セレブは何故ヌードを撮るのか・・)
スパイになってからの「どんな水着やねん」とみんなが思ったプールシーンに、ナッシュとのベッドシーン、全裸拷問シーン、などなど、基本、ジェニファー・ローレンスが写っている間ずっとエロい。
なんだったら、普段着のピッチリセーターのシーンですら、いやむしろそっちの方がエロい。

ただのエロス兵器。エロシーン直後に結構強めの暴力シーンが必ず付いてくるし。エロス&バイオレンス。わかりやすいフェチ。
ドミニカが暴力をふるう側の時もあれば、受ける側の時もあるけど、暴力を受けた側の顔や身体にちゃんとダメージが残っている。
殴られた後のアザ・出血や、あの「人皮用ピーラー」で革を剥がれた傷などなど・・。
ジェニファー・ローレンスの綺麗な顔もアザだらけで腫れ上がり。。
かなり徹底してやってる感じなので、まぁフェチなんでしょう。すごく良いと思った。
ちょっと全員回復が早すぎる気はするけど、R15指定らしく、ちゃんと傷跡表現をやってくれるのは大事。

キャスト

なかなか脇を固めるキャストも素晴らしかった。
まず、ジョエル・エドガートン(Joel Edgerton)。『ザ・ギフト』で元いじめられっ子の超ヤバイ変人の役者。はじめは全く気付かんかった。。
こういうワイルドで3枚目なキャラ出来たのかー!!って感じで、良い役者さんですね。
あと、マティアス・スーナールツ(Matthias Schoenaerts)。え、プーチンなの?あなたプーチンなの?ってレベルで本当に似てる・・・。。
似すぎて逆にノイズになったわ・・。狙って似せてた??

脚本なぁ。。どうなの、これ?

脚本は分かりにくい!
伏線の回収っぷりは凄かった(風)なんですが、そこに至るまでのミスリードが多すぎて乗れないなぁ・・・
結局何をしようとしているのか分からなくなっちゃうところがあり・・・ルームメイトの部屋忍び込むとことか、なんか理由が不明過ぎて観てる時は結構??な感じで。
無駄なシーンも多かったしなぁ・・。スパイ養成学校のシーンとかまるごと要らないんじゃね?
別にあの学校の間に本人に変化があったわけでもないんよね。単にスパイのスキル(鍵開けとか)を身に着けただけ?。人前で脱げるようになったぐらい?(でもそれも怒りに任せた行動のようにも写ったし・・・。
あ、そういえば途中でいなくなっちゃうスパイ学校の同級生のマッシュ頭の娘。あの娘、良かったな・・。めちゃくちゃ可愛かった。

なんか、脚本の妙だけで勝負するには弱い感じ。
たとえば、同じスパイ物の『裏切りのサーカス』ほどスマートな脚本ではないのよね。

キャラクターの描写が全体的に足りない感じ

なのでやっぱり、主人公の成長や心情をもっと誠実に描くべきだと思うよねぇ。。
ベースとしては、病気のお母さんのためにスパイになってしまう超良い人なのに、なぜかスパイになる前から表情が乏しくて、どういう人なのか良く分からない。
だから人間的に惹かれる部分を魅せる場面もないまま、スパイの道に入っていってしまった感。

何を失って、何を求めていて、何を手に入れたのか、がちょっと分かりにくいんじゃないかなぁ。。

最後、スパイとしての成功を手に入れた後でも、母親と二人であの古い部屋に住んでいるっていうのが、まぁ彼女の本質を表していたのだとは思うけど・・。
まぁ、それで「良かったねー」とはならんわな。。。

年代がよく分かんない。

あと、これいつの時代の話??
携帯とかはあるけど、フロッピーディスク使ってる時代?
最初にすり替えようとしてたの、スマホじゃなかった?車とかも最近の車だけど、え?フロッピー?なんなの?よく分からん・・。

ジェニファー・ローレンスのファン以外がわざわざ観るか、っていうと・・・

140分も上映時間あったので、途中ちょっと眠くなる。それをジェニファー・ローレンスのエロス&バイオレンスで叩き起こす感じの映画、ってのが今の感想。
後日再評価爆上げになるかもだけど、とりあえずそんな感じ。

ではまた。